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飛沫感染よける弁当箱開発 折り畳み式紙製シールド付き

2020.08.14
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紙製のシールドが三方を覆う弁当箱=神戸市東灘区魚崎南町3、淡路屋

紙製のシールドが三方を覆う弁当箱=神戸市東灘区魚崎南町3、淡路屋

シールド付き弁当箱を使った幕の内(淡路屋提供)

シールド付き弁当箱を使った幕の内(淡路屋提供)

 弁当製造販売の淡路屋(神戸市東灘区)は、新型コロナウイルスの飛沫(ひまつ)感染を防ぐため、紙製のシールド(盾)を付けた弁当箱を開発した。ふたの中に折り畳まれている簡単な仕組みだが、同社のホームページを見た人らから「ありそうでなかった」と注目が集まっている。

 顧客との会話から生まれたアイデア。「新幹線など周囲に人がいる場所で食事をするのは怖い」との声があり、安心して駅弁を楽しんでもらおうと考案した。

 ふたを開け、中にあるシールドを手順通りに組み立てると、高さ18センチの壁が三方にできる。自分の飛沫が周囲にいる人に飛ぶことを防ぎ、他者の飛沫が食材へ付着しにくくする。

 壁を作ったことで持ちにくくならないよう、左右のシールドの下部に親指を掛ける穴を開けた。弁当箱本体の大きさは従来と変わらず、電車内のテーブルに載る。

 外側には、疫病よけの妖怪「アマビエ」をあしらい、周囲へ感染予防をアピール。幕の内弁当(千円)に採用し、順次品ぞろえを増やすという。駅や百貨店での販売に加え、学会などの利用にも期待し、同社の柳本雄基常務(38)は「自宅の外で弁当を食べる際の安心材料を提供したい」と話す。(中村有沙)