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神戸凮月堂、和菓子から撤退 「さんちか店」を閉店へ

2020.08.21
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8月末で閉店する神戸凮月堂の「さんちか店」=神戸市中央区三宮町1

8月末で閉店する神戸凮月堂の「さんちか店」=神戸市中央区三宮町1

 洋風せんべいの「ゴーフル」で知られる神戸凮月堂(神戸市中央区)は21日までに、和菓子の製造販売から8月末で撤退し、和風スイーツを主に扱う神戸・三宮の地下街の「さんちか店」を閉店すると発表した。洋菓子に一本化する。

 和菓子は、百貨店などの販路が減少し、原材料の高騰が重なって採算が悪化したため撤退を決めた。さんちか店は喫茶店の併設を売り物にしていたが、新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛の影響が大きく、売り上げが低迷していた。関西の他の喫茶店併設店も検討中としている。

 同社は1897年、和洋菓子メーカーとして創業。百貨店を中心に出店し、販路を拡大した。ゴーフルなどの商品が神戸土産としても人気を博している。和菓子は、カステラ生地であんや餅を巻き込んだ「神戸異人館巻」などをそろえる。広報担当者は「定番の和菓子がなくなり残念という声が多い。申し訳ない。ゴーフルなどは販売を続ける。引き続き楽しんでほしい」と話した。(中村有沙)