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東急ハンズ 三宮店の12月下旬閉店を正式発表

2020.08.26
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12月末の閉店が正式発表された東急ハンズ三宮店=神戸市中央区下山手通2(撮影・横田良平)

12月末の閉店が正式発表された東急ハンズ三宮店=神戸市中央区下山手通2(撮影・横田良平)

神戸新聞NEXT

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 生活雑貨量販店を全国展開する東急ハンズ(東京)は26日、神戸市中央区の三宮店を今年12月下旬に閉店すると正式に発表した。兵庫県内最大のターミナルである三宮駅に近く、ホテルや飲食店が立ち並ぶ繁華街にあるが、小売業界の競争激化などで集客力が低下していた。神戸・御影と尼崎、姫路、明石にある4店舗の営業は継続する。

 三宮店は1988年3月に開業。地上6階、地下2階建てで、店舗面積は5777平方メートル。家具や寝具、文具などの生活雑貨をそろえる。しかし、雑貨販売に新規参入する他業態や、インターネット通販などとの競争に直面。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、店舗を4月から1カ月間、休業したことも追い打ちをかけた。

 同社の広報担当者は「店頭やネット上で閉店を残念がる声を多くいただいた」と強調。最終の営業日は未定だが、「閉店セール」を実施する予定という。(塩津あかね)