経済
駅の混雑状況、スマホでチェック JR西、新アプリ運用開始
JR西日本は24日、新型コロナウイルスの感染防止で駅の混雑傾向を確認できるスマートフォンアプリの運用を始めた。指定席やホテルの予約、駅店舗でのクーポン利用など多彩な機能も備え、日常的な鉄道利用を便利にする。
アプリは「WESTER(ウェスター)」。三ノ宮や神戸など管内の600駅以上について、直前一週間の改札の通過者数を時間帯ごとに調べられ、利用の参考にしてもらう。
また、日ごろ使う駅を「マイ駅」として登録したり、外出先で最寄り駅を検索したりすると、リアルタイムで列車の走行位置や到着予定時間を確認できる。新幹線や特急、駅周辺の宿泊施設の予約にも対応する。
鉄道、バス、タクシーなど多様な交通手段を一体的に提供するサービス「MaaS(マース)」の一環。他に、瀬戸内地域の観光向けアプリ「setowa(セトワ)」を開発済みで28日から運用する。
同社は今後、JR東日本や私鉄各社とも連携する考えといい、「サービスを進化させて公共交通の利便性向上と地域活性化を目指す」としている。(三島大一郎)



















