経済
ヤンマー、尼崎に顧客サービス拠点 19日運営開始
ヤンマーホールディングス(HD、大阪市)は8日、農機や建機、エンジンなどグループ製品の顧客サービスを手掛ける新たな拠点「ヤンマーシナジースクエア」を兵庫県尼崎市内に設け、今月19日から運営を始めると発表した。
部品供給やアフターサービスを手掛ける子会社、ヤンマーグローバルCSが運営を担う。顧客に納めた機械の稼働状況を監視する大阪市内の拠点などが移転した。テニスコートだったグループの土地を転用した。総工費は25億円。
従来の監視機能は、機械の異常の検知や盗難防止だった。今後はこれらに加え、集まってくるデータを分析し、部品消耗の予測や故障の未然防止につなげる考えだ。ヤンマーグローバルCSの柴田研吾社長は、「機械停止により顧客の作業が滞ることを最小限に抑えられるよう注力したい」と話した。(長尾亮太)