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マスク内側に取り付け息苦しさ緩和 伊福精密が器具開発

2020.10.10
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マスクの内側につける器具を作った伊福精密の伊福元彦社長=神戸市西区伊川谷町潤和

マスクの内側につける器具を作った伊福精密の伊福元彦社長=神戸市西区伊川谷町潤和

 マスクの内側に取り付けて息苦しさを和らげるプラスチック器具を、金属加工の伊福精密(神戸市西区)が開発した。航空機部品などの製造に使う金属3Dプリンターで金型を作って量産を始め、兵庫県内のドラッグストアなどで販売している。

 上下9センチ、幅10センチ、奥行き4センチ。上部にあるフックをマスク内側の上端に引っかけて固定する。口とマスクの間にスペースができ、生地が口の中に入るのを防ぐほか、マスクに化粧が付きにくくなるという。外側からは白いフックしか見えず、目立たない。

 「マスク姿で山登りをしたら息苦しかった」という友人の体験談を聞いた伊福元彦社長が試作したところ、兵庫、大阪、滋賀の3府県で「アルカドラッグストア」を展開するナガタ薬品(神戸市須磨区)が目を付け、商品化を提案した。40カ所以上の同社店舗などで販売している。

 伊福社長は「当社が力を入れる金属3Dプリンターを活用したものづくりが、コロナで手放せなくなったマスクの煩わしさを軽減できたらうれしい」と話す。アルカでの販売価格は1個298円(税抜き)。(長尾亮太)

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