ひょうご経済プラスTOP 経済 ダイエー、光洋と統合加速 社長「来年度以降の合併視野」

経済

ダイエー、光洋と統合加速 社長「来年度以降の合併視野」

2020.10.17
  • 印刷
食品スーパー「光洋」との一体運営について説明するダイエーの近澤靖英社長=神戸市中央区

食品スーパー「光洋」との一体運営について説明するダイエーの近澤靖英社長=神戸市中央区

 イオン傘下のダイエー(本店・神戸市中央区)は、今年3月に完全子会社化した食品スーパー、光洋(大阪市)との事業統合を加速させる。ダイエーの近澤靖英社長が16日までに神戸新聞社の取材に応じ、「来年度以降の合併を視野に入れている」と話した。(三島大一郎)

 両スーパーは、2018年にいったんダイエーによる吸収合併方針を発表後、子会社化に改めた経緯がある。新型コロナウイルス感染拡大に伴う事業環境の激変を踏まえ、効率化を図る。今年中に、いずれも大阪府内にあるダイエーの近畿事業本部事務所と、光洋の本社を1カ所に集約。経費や人員配置を見直し、コストを削減する。

 ダイエーは近畿エリアで、「ダイエー」や「マルナカ」など5ブランドのスーパー計111店、光洋は「KOHYO」「マックスバリュ」など3ブランド計81店を展開している。当面、両社で仕入れの共同化や配送の効率化を進める方針。近澤社長は店舗の統廃合には言及せず、屋号についても「消費者に親しまれてきた」として変更に慎重な考えを示した。

 新型コロナでは、巣ごもり需要でダイエーの本年度上期(3~8月)の既存店売上高が前年同期比6%増えたと説明。鉄道沿線の駅前や住宅地などにある地域密着店舗へのてこ入れを強化するほか、ネットスーパー事業に注力するとした。

 イオングループのスーパー再編をめぐっては、18年10月にダイエーが光洋を吸収合併すると発表。19年3月、ダイエーは山陽マルナカ(岡山市)から、光洋はマックスバリュ西日本(広島市)から、それぞれ近畿地域の店舗を引き継いだ。その後、ダイエーと光洋は経営統合を「確実に実現する」(両社)として、今年3月にダイエーが光洋を完全子会社化して一体運営を始めた。