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コロナ禍で出番減った就活スーツ 青山商事がレンタル開始

2020.10.21
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レンタル用の就活スーツ。黒無地のスタンダードな型を用意した=神戸市中央区三宮町1、洋服の青山三宮店

レンタル用の就活スーツ。黒無地のスタンダードな型を用意した=神戸市中央区三宮町1、洋服の青山三宮店

 リクルートスーツもレンタルで-。青山商事(広島県福山市)は、就職活動中の学生に黒無地のスーツを5日間3900円で貸し出すサービスを始めた。会社訪問時の服装の自由化に加え、新型コロナウイルス感染拡大による会社説明会のオンライン化などでスーツの出番が減り、レンタルを望む学生に対応する。(中務庸子)

 同社は2016年から、冠婚葬祭向けなどにセレモニースーツのレンタル事業を展開しており、紳士服大手で初めて就活生向けにも広げた。

 関東と関西の学生を対象にインターネットのアンケートを実施したところ、回答した約950人の半数がレンタルは「魅力的」としたという。神戸大の広告サークルメンバーとも意見交換し、サービス提供に踏み切った。

 返却後のスーツのクリーニングは、企業の制服など業務向けを主力とするディアハート(伊丹市)が全量を引き受け、価格の抑制に努めた。

 サービスは、「洋服の青山」と「ザ・スーツカンパニー」の全店計約830店で実施する。学生は、最寄りの店舗で10日前までに採寸・試着して予約。店頭で受け取り、5日以内に返却する。

 男性用はジャケットとパンツの上下で、計36通りのサイズと型を用意する。女性用はジャケットとスカートのセットで、5~15号の6サイズ。

 「4回以下の利用なら購入するより割安」と、青山商事の担当者。就活終盤で持っているスーツがすり減って新たに必要になった場合や、夏場などの洗い替え用としての利用も見込む。「コロナ禍で経済的に余裕がない学生もいると聞く。少しでも役立てば」と話している。

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