経済
思い出のファミリア服がバッグやクッションに変身 神戸本店で試作70点展示
思い出深い子ども服を再利用してみたら-。ファミリア(神戸市中央区)は、ニットの子ども服を使って試作したバッグやポーチなど70点を、神戸・旧居留地の神戸本店内で展示している。
なかなか処分できず、箱に入れて保存するだけになる、という母親らの意見から着想した。今後、顧客から預かった衣料品のリメークなど新たなサービスを検討する。
今回は、同社がカタログ撮影やメーカーに発注する際に使用したサンプルに、大胆にはさみを入れた。クマのキャラクターが前面に大きくあしらわれたセーターは、絵柄を生かしてミニクッションに。マフラーは、房飾りをアクセントにしたバッグに再生した。
会社設立70周年企画の一環。地球環境に配慮し、廃棄衣類を減らすなど「サステナブル(持続可能)」な取り組みを目指す。すでに、布製かばんの有償修理や、端切れを使った手芸の体験教室などを手掛けている。
展示は11月3日まで。見学無料。