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「食の街」米ポートランド市とオンライン交流会 神戸、札幌などの会社

2020.10.30
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 「食の街」として知られる米オレゴン州ポートランド市と、神戸市や札幌市など日本の食品・飲食関連企業約120社が参加するオンライン交流会が、30日に開かれる。新型コロナウイルス感染症による渡航規制が続く中、海外企業と交流を深め、新たなビジネスチャンスの創出につなげる。

 ポートランド市振興局が主催し、神戸市など交流のある国内自治体が協力する。両市は昨年、経済やまちづくりの交流促進に向けた覚書を締結。覚書に基づき交流イベントなどを企画していたが、コロナ禍ですべて中止になったという。

 ポートランド市には健康志向の高いオーガニックや動物性食品を使わない「ビーガン」の食品・飲料を展開する企業が多く拠点を構える。同地発の食ブランドは全米で高い評価を受け、高品質な食品を製造する企業や流通・卸売業者、農家、飲食店などが独自の関係を構築しているという。

 今回の交流会は、ビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」を使う。現地企業のオーナーや担当者と互いのビジネスや商品について情報交換する。神戸からはビーフン製造最大手のケンミン食品(神戸市中央区)やカネテツデリカフーズ(同市東灘区)など6社が参加し、英語によるグループセッションなどを行う。その後、具体的な商談機会につなげるという。

 ケンミン食品は、海外事業部の担当者が参加し、今年1月から米国へ輸出を始めた焼きビーフンの販路を探す。すでにカリフォルニア州を中心に販売しているが、コロナ禍で現地での営業活動が思うようにできていないという。担当者は「今回のイベントでビーフンの存在を知ってもらい、オレゴン州での新規開拓のきっかけにしたい」と話す。

 神戸市の担当者は「市内企業のビジネス進出を支援できれば」とする。成果を見極め、イベントへの継続的な参加を検討する。(横田良平、中村有沙)