経済
「神戸洋家具」の老舗、20年ぶり改装 永田良介商店
兵庫県の地場産品の一つ「神戸洋家具」の老舗、永田良介商店(神戸市中央区三宮町3)が店舗を20年ぶりに改装し、6日オープンした。
1階は椅子などの家具だけでなく、じゅうたんやスリッパなどの内装品や日用品を配置。同店などがブランド化に取り組む神戸牛やイノシシの皮を使った「神戸レザー」の初の常設コーナーもあり、財布やかばんをそろえる。2階は、マンションの居室や重厚感のある部屋などを再現し、顧客の住まいに合わせて商品を選んでもらいやすいようにした。
改装に合わせて、椅子の張り生地を使用し、甲の部分には皮を使ったスリッパを発売した。初回は60足限定で、それぞれ模様が異なる。1足1万8千円(税抜き)。20年前まで販売したが、顧客からの要望を受けて復活した。
同店は1872(明治5)年開業。6代目店主の永田泰資さん(35)は「雑貨も多いので、気軽に立ち寄ってほしい」と話す。
午前11時~午後6時。TEL078・391・3737
(塩津あかね)