ひょうご経済プラスTOP 経済 日本庭園臨む格調高い客室披露 老舗料亭「松廼家」がJR西と食文化発信の実証実験

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日本庭園臨む格調高い客室披露 老舗料亭「松廼家」がJR西と食文化発信の実証実験

2020.12.01
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実証実験に使う三宮ゲストハウスの外観=神戸市中央区北野町4

実証実験に使う三宮ゲストハウスの外観=神戸市中央区北野町4

窓越しに枯れ山水の庭が楽しめる客席=神戸市中央区北野町4

窓越しに枯れ山水の庭が楽しめる客席=神戸市中央区北野町4

実証実験を行う三宮ゲストハウスの入り口=神戸市中央区北野町4

実証実験を行う三宮ゲストハウスの入り口=神戸市中央区北野町4

伝統建築を活用して食と文化発信の実証実験に取り組む松廼家の鵜殿麻里絵さん(右)とJR西日本の担当者=神戸市中央区北野町4

伝統建築を活用して食と文化発信の実証実験に取り組む松廼家の鵜殿麻里絵さん(右)とJR西日本の担当者=神戸市中央区北野町4

 神戸の老舗料亭「松廼家」が、懐石料理の提供を始める北野の伝統的建物「三宮ゲストハウス」が1日、関係者向けにお披露目された。兵庫「五国」の食や文化を発信する実証実験の舞台として、日本庭園に面した格調高い客室を使う。(中務庸子)

 同ハウスは1907(明治40)年に貿易商・大林保吉の住宅として建てられた。87年からJR西日本が所有。実験は、同社と松廼家を経営するエムズブランディング(神戸市中央区)が企画した。

 2階建て延べ450平方メートルのうち200平方メートルを使う。枯れ山水などが楽しめる1階に宴会場を設け、完全予約制で懐石料理を提供する。2階ではランチ営業と文化発信をする。県内各地の食材を使った料理を出し、国指定重要無形民俗文化財・淡路人形浄瑠璃や、地場産業の担い手を招いた講話を予定している。

 松廼家は17(大正6)年に神戸・花隈で創業。作家川端康成や俳優石原裕次郎らにも愛されたとされる。阪神・淡路大震災で被災後、今春まで三ノ宮駅前のビルで営業していた。料亭のあり方を模索していたという4代目おかみの鵜殿麻里絵さんは「伝統を引き継ぎながら、時代に合った形で兵庫の魅力を発信したい」と話した。

 月曜定休。懐石は受け付けを始めている。ランチ営業は10日から。松廼家TEL078・862・6077