経済
播磨灘西部カキ貝毒 出荷自粛を全面解除へ 25日から再開
兵庫県内の播磨灘西部海域の養殖マガキから貝毒が検出された問題で、県は24日、姫路市のカキが3週連続の検査で規制値を下回ったと発表し、出荷自粛要請を解除した。同市の養殖12業者は25日に出荷を再開する。
県は今月2日、姫路、たつの、相生、赤穂市の養殖カキから規制値を超える貝毒を検出し、4市の計73の養殖業者に出荷自粛を要請した。姫路以外の3市は解除済みで、同海域での貝毒発生に伴う出荷規制は全て解除された。
兵庫県の養殖カキは都道府県別で全国4位の生産量を誇り、同海域がほぼ全量を占める。県は、冬の需要期であることを踏まえて検査態勢を強化。通常は貝毒の検出後、1週間おきに採取、検査するが、今回は毎日採取して結果の判明を約1週間前倒し、年内の出荷全面再開にこぎ着けた。(山路 進)



















