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六甲山上をビジネス拠点に 光回線を整備、IT企業誘致へ

2020.12.25
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サックス演奏の生配信で、六甲山上の通信環境の良さを確認した光回線の開通式=25日午前、神戸市灘区六甲山町北六甲

サックス演奏の生配信で、六甲山上の通信環境の良さを確認した光回線の開通式=25日午前、神戸市灘区六甲山町北六甲

 神戸市がビジネス誘致を進める神戸・六甲山上で25日、光回線の開通式があった。かつて別荘や企業の保養施設が立ち並んだ山上を、デジタル技術を生かし、ビジネス拠点として活性化させる市の「スマートシティ構想」の一環。市街地と遜色ない通信環境となり、IT企業やスタートアップ(新興企業)を呼び込む。

 六甲山上一帯はこれまで、インターネットの非対称デジタル加入者線(ADSL)しか使えなかった。市の補助でNTT西日本が光ケーブルを整備。従来と比べて最大25倍程度の高速大容量通信が可能になった。

 山上でこの日あった開通式では、NTT西兵庫支店と結んだサックス演奏の生配信や、マレーシアのビジネスマンとの模擬会議で通信環境の改善を確認した。久元喜造神戸市長は、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ「密を避けて快適に仕事ができ、世界中とつながる。ビジネスや観光の可能性が広がる」とした。

 六甲山上では来春、市などが会員制の貸しオフィスや交流拠点を備える「共創ラボ」を開設予定。化学品メーカーが本社機能の移転を進めるなどの動きも出ている。(横田良平)