経済
保温力は大手ブランドの2倍 あの俳優も着る肌着
兵庫県加古川市の肌着メーカー「ワシオ」が1970年に発売した裏起毛肌着「もちはだ」が近年、テレビドラマなどのロケで冬場でも薄着を強いられる俳優に重宝されている。消費者にも評判が広がり、インターネット通販が好調で、一時は倒産寸前だった社の業績を下支えする。クラウドファンディング(CF)サイトで始めた新製品2種の先行販売は、締め切り前にもかかわらず、注文は目標額の12倍を超える人気ぶりだ。
もちはだには、空気を包み込む円形のパイル生地に加えて起毛があり、体温を逃さない。兵庫県立工業技術センターの繊維工業技術支援センター(西脇市)による保温力実験では、大手ブランド機能性肌着の約2倍という結果が出た。
同社は55年創業。もちはだのおかげで業績は好調だったが、中国で生産した製品の原価が円安で上がるなどして、2016年に赤字に転落した。鷲尾吉正社長(62)の次男で、中国でビジネス経験がある岳さん(29)が同年に入社すると、業務の見直しで大なたを振るい、売り上げ約5億円の会社で約1億5千万円の経費を削減。現在は統括部長として販路拡大に取り組む。
中でも、もちはだは冬場の和装や薄着での撮影、寒冷地での撮影に活用できるとして、ドラマや映画、CM、雑誌での衣装協力をスタイリストらにアピール。これまでに40作品以上で採用され、現在放映中の連続ドラマでも協力している。
こうした動きに呼応するようにネット通販も好調に。10月下旬にはセラミックスを練り込んだ糸を使い、遠赤外線効果を出す「光電子」と、もちはだ素材を組み合わせたルームウエア(上下で税込み2万6796円から)を、CFサイト「マクアケ」に出品。ウール100%のもちはだ素材を使ったタンクトップ(同4400円から)も、着膨れを防ぐアイテムとして同サイトで先行販売している。
釣り人の間でも防寒着として人気が出ており、今回の注文額は目標額の計100万円を大幅に上回り、既に1200万円を超えた。岳さんは「良さが分かってもらえるファンが増えてうれしい」と喜ぶ。先行販売は12月12日まで。ワシオTEL079・452・0311
(笠原次郎)
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