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レジ越し、会話しやすく 神戸のTOAが小型拡声器開発

2021.01.08
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TОAの小型拡声器(同社提供)

TОAの小型拡声器(同社提供)

 音響機器メーカーのTOA(神戸市)は、透明の板やビニールのシートで仕切ったレジや窓口での会話をしやすくする小型拡声器を開発した。新型コロナウイルス対策で仕切りを設置する店が増える中、店員と客の声が互いに聞こえづらいといった問題に着目。磁石で簡単に取り付けができコストもあまりかからないため、同社は多くの場面で採用してもらい、不便さの解消につなげたいとしている。

 小型マイクとスピーカーを内蔵した子機2台と、音の大きさを調節する親機がセットで、市場参考価格は4万4千円。年間1万セットの販売を目指す。

 子機で仕切りを挟み込むように設置。音を検知すると、聞こえにくい音域を拾って拡声し、スピーカーで相手に声が届く。マスク越しの会話も音がこもらず、聞こえなくて聞き返したり、わざわざ大きな声を出したりしなくて済むという。

 広報担当者は「仕切りなどがある日常が当たり前になってきている。顧客とのコミュニケーション向上につなげてもらえれば何よりだ」と話している。

 TOAはスピーカーや構内放送設備、防災放送システムなどを手掛けており、海外でも大型施設を中心に広く採用されている。インドネシアやサウジアラビアなどイスラム教のモスク(礼拝所)に設置されている大音量スピーカーの多くは同社製という。