経済
兵庫県内の金融経済概況 6カ月ぶりに判断引き下げ 日銀神戸支店
帝国データバンク神戸支店(神戸市中央区)は、2020年12月の兵庫県内の景気動向指数(DI)が前月比2・2ポイント減の34・3となり、7カ月ぶりに悪化に転じたと発表した。新型コロナウイルスの感染再拡大が響いた。
指数が50を下回ると不況と判断する。調査は20年12月16日~21年1月5日に実施し、833社のうち415社が回答した。
業種別では、交通事業者を含む「運輸・倉庫」が「Go To トラベル」の一時停止を受け、前月比11・9ポイント減の21・4と大幅に下落。コロナ対策の長期化で公共工事の予算減を懸念する「建設」も同2・8ポイント減の41・0となった。
規模別では、大企業が同1・5ポイント減の37・5で2カ月連続減。中小企業は同2・3ポイント減の33・7で7カ月ぶり減となった。(中村有沙)