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「秋田米ビーフン」開発へ ケンミン、国内製造など視野

2021.01.13
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連携協定の締結式であいさつするケンミン食品の高村祐輝社長(中央)=2020年11月、秋田市(同社提供)

連携協定の締結式であいさつするケンミン食品の高村祐輝社長(中央)=2020年11月、秋田市(同社提供)

 ビーフン大手のケンミン食品(神戸市中央区)が、国産米100%のビーフン開発を目指している。従来のインディカ米ではなく、主原料に秋田の「あきたさらり」を用いる新たな挑戦。秋田米の消費拡大と製造設備の国内回帰を見据えた動きだ。

 粘りの少ないインディカ米がビーフン作りに適しているのに対し、ジャポニカ米は粘りが強く、不向きとされてきた。加えて外国産米には高関税が課されるため、同社は1989年からタイの工場で生産を続けている。

 2018年に秋田県立大が開発したあきたさらりは、アミロース含量が高く粘り気が少ない。19年10月、あきたさらりを使ってビーフンを試験製造すると、同社の高村祐輝社長(38)は「非常に良くできた」。ただ、国内に生産設備がなく、製品化に「10年以上かかる」(高村社長)ことから、まずは研究設備の国内設置を検討中だ。

 同社は県立大発のベンチャー企業、秋田県潟上市の3者で20年11月、連携協定を締結。研究開発、資源提供で協力し、国内シェアが低下傾向にある秋田米の販路拡大につなげる狙いがある。高村社長は「国産米100%ビーフンは目標だった。秋田米の付加価値を見つけたい」と意気盛んだ。