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高校、大学の学費 兵庫は全国4位の計1060万円

2021.01.21
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神戸新聞NEXT

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 日本政策金融公庫が実施した兵庫在住の保護者へのアンケートで、高校入学から大学卒業までの1人当たりの入在学費用が、2020年度で1060万円に上ることが分かった。少子化で子ども1人に投じる教育費は増加傾向といい、兵庫の金額は14年度の調査開始以来、最高を更新した。全国平均の965万円に比べて1割ほど高く、都道府県別では大阪、東京、埼玉に次いで4番目の高水準だった。

 20年9月7~14日、高校生以上の子がいる64歳以下の100人にインターネットで尋ねた。

 入学費用は受験代や学校納付金で、在学費用は授業料や通学費、教材・学用品代、塾・家庭教師の月謝、通信教育費などを指す。下宿への仕送りなど自宅外通学者の費用は含まない。

 アンケートによると、高校3年間の入在学費用は251万円で、大学の同費用は809万円。高卒後の入学先別で同費用を見ると、国公立大は1004万円、私大文系991万円、同理系1490万円だった。

 これとは別に、下宿など自宅外通学者への仕送りは年平均99万円で、自宅外通学を始めるための敷金や家財道具の購入代などに33万円かかるという。

 世帯年収に占める子ども全員の在学費用は平均15・3%だった。割合別では、10%以上20%未満の41・3%を筆頭に、10%未満29・3%▽20%以上30%未満15・2%▽40%以上7・6%-などの順に多かった。

 教育費を賄う方法では、家計の節約▽奨学金▽子どもがアルバイト▽預貯金・保険の取り崩し▽共働き-など。節約の中身は、外食▽旅行・レジャー▽衣類の購入▽食費▽保護者の小遣い-などが並んだ。

 日本公庫神戸支店(神戸市中央区)は「都市部の学生は、自宅から通う例が多く通学費などがかさむ。地方の学生は、学校近くの下宿などで通学費を抑える半面、生活費などの仕送りは増えがち」とみている。(佐伯竜一)