ひょうご経済プラスTOP 経済 熱湯で除草、化学物質使わず土壌汚染もなし 小泉製麻が英国製機械取り扱い

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熱湯で除草、化学物質使わず土壌汚染もなし 小泉製麻が英国製機械取り扱い

2021.02.04
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高温の泡で覆われた雑草。直後はしなびているが、数日で茶色く枯れる=加西市常吉町、小泉製麻加西物流センター

高温の泡で覆われた雑草。直後はしなびているが、数日で茶色く枯れる=加西市常吉町、小泉製麻加西物流センター

高温の泡で地面を覆い、雑草を枯らす機械=加西市常吉町、小泉製麻加西物流センター

高温の泡で地面を覆い、雑草を枯らす機械=加西市常吉町、小泉製麻加西物流センター

専用の泡剤と混ぜた水を高温で放出し、雑草を枯らす機械=加西市常吉町、小泉製麻加西物流センター

専用の泡剤と混ぜた水を高温で放出し、雑草を枯らす機械=加西市常吉町、小泉製麻加西物流センター

専用の泡剤と混ぜた水を高温で放出し、雑草を枯らす機械=加西市常吉町、小泉製麻加西物流センター

専用の泡剤と混ぜた水を高温で放出し、雑草を枯らす機械=加西市常吉町、小泉製麻加西物流センター

 資材メーカーの小泉製麻(神戸市灘区)は、熱湯で雑草を枯らす除草機械の取り扱いを始めた。化学物質を使わないため、土壌汚染のリスクを避けられるのが特長。顧客の投資負担を軽減できるリース形式で普及を目指す。(中務庸子)

 除草機械「フォームストリームL12」は英国のメーカー製。高さ、幅、奥行きが各1メートルで、重さは約300キログラム。動力用のガソリンタンクや水を温めるボイラーなどで構成する。

 雑草は57度以上で一定時間熱されると、組織が壊されて枯れてしまう性質がある。L12は、98度の熱湯と泡をノズルから同時に噴射する仕組み。熱湯を泡で覆うことで放熱を防ぎ、高温状態を約15秒間維持して根まで枯死させ、種子の発芽能力も阻害するという。小麦やトウモロコシのでんぷんでつくられた泡剤を使う。

 昨年11月に東京であった展示会に出展したところ、自治体やインフラ関連企業から注目を集めた。

 除草機械をトラックの荷台に積んで運搬し、熱湯と泡を噴き出すホースを伸ばして作業する想定。1平方メートル当たりの作業単価は、除草剤に比べて2~3割高くなるという。モニター企業を通じて使用頻度を調べ、リース料などを検討する。 担当者は「環境意識の高まりに対応した提案をしたい」と話している。

 小泉製麻新規事業推進室TEL078・841・9341