経済
輝く女性賞に神戸・竹下社長 地元の規格外野菜など販売 関西財界セミナー賞
優れた技術や事業モデルで地域貢献する企業、団体をたたえる「関西財界セミナー賞」の「輝く女性賞」に、農産物流通業、タベモノガタリ(神戸市西区)の竹下友里絵社長(24)が選ばれた。
神戸大在学中の2019年に同社を設立。「形はワルいが、味はイイ」をコンセプトに、規格外を含む神戸産の野菜を仕入れて地元飲食店に販売するほか、駅構内やスーパーでの直売、神戸新聞販売店を通じた宅配を手掛ける。
生産過程でのフードロス削減に取り組み、地域内で消費できる農産物流通の実現や環境負荷の低減に貢献している点が評価された。
竹下社長は「これからも神戸の農家がやりがいを感じられるような流通をつくるため、頑張りたい」と語った。(大島光貴)