ひょうご経済プラスTOP 経済 山田錦、コロナ禍で減産不可避 野菜への転作農家を支援 JA兵庫六甲

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山田錦、コロナ禍で減産不可避 野菜への転作農家を支援 JA兵庫六甲

2021.02.09
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約2週間長く育てたキャベツの苗(右)と通常の苗(左)。トレー(手前)の穴の大きさと数が違う=神戸市西区平野町印路、JA兵庫六甲神戸西育苗センター

約2週間長く育てたキャベツの苗(右)と通常の苗(左)。トレー(手前)の穴の大きさと数が違う=神戸市西区平野町印路、JA兵庫六甲神戸西育苗センター

 新型コロナウイルス感染拡大で、兵庫県特産の酒米山田錦の減産が今年も避けられそうにない中、JA兵庫六甲(神戸市北区)は、キャベツやブロッコリーなどの野菜に転作する農家の支援に力を入れる。大きめに育てた「企画苗」を供給し、野菜作りの経験がない農家が失敗するリスクを低減。不耕作地の発生を抑える。(山路 進)

 2020年の県産山田錦は、コロナ禍で居酒屋などの外食消費が減った影響で全国の酒蔵からの受注が減り、減産を余儀なくされた。コロナ禍の収束は見通せず、21年産も減産が必至な状況となっている。

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