ひょうご経済プラスTOP 経済 取引先からゴルフ接待、組合長ら解職 コープこうべ

経済

取引先からゴルフ接待、組合長ら解職 コープこうべ

2021.03.06
  • 印刷
組合長らの内規違反に関して頭を下げる山口一史理事長=6日午後、神戸市東灘区住吉東町4、生活協同組合コープこうべ健保会館(撮影・坂井萌香)

組合長らの内規違反に関して頭を下げる山口一史理事長=6日午後、神戸市東灘区住吉東町4、生活協同組合コープこうべ健保会館(撮影・坂井萌香)

 生活協同組合コープこうべ(神戸市東灘区)は6日、取引先からゴルフの接待を受けるなど内規に違反したとして、木田克也組合長(64)と榎本裕一常務理事(61)の2人を5日付で解職したと発表した。コープこうべの経営トップが不祥事で解職されるのは過去に例がない。6月の総代会まで岩山利久専務理事(58)が組合長代行を務める。

 コープこうべによると、2人は2018年8月~20年12月、取引先からゴルフの接待を受けた。内規は、事前申請の上でプレー代を自己負担するとの内容だが手続きや支払いを怠った。海外での1回を含め、少なくとも木田氏は27回、榎本氏は29回に及んだ。接待の総額は不明だが、飲食代なども合わせるといずれも数十万円に上るとみられる。

 昨年12月に内部通報があり、理事や職員、弁護士のチームで本人からの聴取などで発覚した。2人は内規違反を認めている。接待を受けた取引先は20社ほどだが、便宜を図った形跡などはみられないという。別の常勤理事2人も内規違反のゴルフ接待に1回ずつ同行し、厳重注意とした。

 山口一史理事長(79)は基本給の10%を1カ月分、木田氏と榎本氏を除く常勤理事は役員報酬の10%を3カ月分それぞれ自主返納する。総代には経緯などの説明文書を送った。

 また、外部人材が入る委員会を設置し、再発防止策を講じる。6日、神戸市内で会見した山口理事長は「組合員や地域の皆さんは情けないと落胆されると思う。二度と起きないと約束できる仕組みをつくらなければならない」と陳謝した。(佐伯竜一)

【コープこうべ】 1921(大正10)年、社会運動家の賀川豊彦の指導で誕生した神戸購買組合と灘購買組合を前身とする生活協同組合。91年に現名称に改称。2011年に大阪北生協と合併した。事業エリアは兵庫県内と大阪府北部、京都府の一部。組合員は約171万人で日本最大級。20年3月期の供給高(売上高に相当)は約2460億円。