兵庫県産木材を使った住宅向けのローンをＰＲする県のパンフレット

　兵庫県は２０２１年度、県産木材を使って住宅を新築・改修する際の低利融資の対象を拡大する。利用条件である住宅全体に占める県産材の割合を、５０％以上から「３０％以上」に引き下げる。低利融資の対象を広げることで、県産材の利用増につなげる。（山路　進）

　県が、県内３４の金融機関の協力を得て１９８５年度に創設した「県産木材利用木造住宅特別融資」制度を見直す。これまで住宅全体の木材のうち、５０％以上を県産材にすることを条件に最大３２００万円を融資してきた。２１年度から「３０％以上・５０％未満」の枠を新設し、１２００万円までの融資を受けられるようにする。