春の訪れを告げるイカナゴの稚魚「シンコ」=神戸市内
淡路島以西の播磨灘でイカナゴのシンコ(稚魚)漁を行う漁業者らは17日、今季の漁について協議し、淡路島西岸の漁業者は同日で漁を打ち切ることを決めた。明石市以西の漁業者は20日の操業で終了する。
シンコ漁は6日、兵庫県内の瀬戸内海で一斉に解禁。漁獲量は過去最少だった昨季から回復したが、不漁に陥った2017年より前の水準には及ばず、資源確保のためには早期の終漁が必要と判断した。
大阪湾での漁は今月11日で終了。漁期は実質3日間と、昨季(実質2日間)に次ぐ短さだった。(山路 進)