経済
4月開業の神戸三宮阪急ビル 最上階にレストランとバー、地下階には飲食物販店舗
4月26日に開業する阪急神戸三宮駅直結の駅ビル「神戸三宮阪急ビル」(神戸市中央区)に入る店舗が、19日までに決まった。最上階の29階展望フロアに、カフェレストラン「神戸望海山」と、ウイスキーボトルバー「DEN SANNOMIYA(デン サンノミヤ)」が進出し、神戸都心の新たなランドマークからにぎわいを創出する。
「望海山」は、肉料理を得意とする東京・銀座の仏料理店「マルディ・グラ」の和知徹シェフ(兵庫県の淡路島出身)が監修するカジュアルレストラン。約100席を設け、神戸の海と山を一望しながら料理やお酒を楽しめる。
「DEN-」はウイスキーのボトルキープが可能。常駐の「ウイスキーコンシェルジュ」が、よりおいしい味わい方を提案する。
同ビルは阪神・淡路大震災で損壊、解体した旧ビルの後継施設として阪急電鉄が建設している。高さ約120メートル、地上29階、地下3階建てで、延べ床面積約3万4300平方メートル。低層部東側の外壁にアーチ状の窓を設けるなど、旧ビルのデザインを受け継ぐ。
17~28階は西日本初進出のホテル「レムプラス神戸三宮」、4~15階は知的交流拠点「アンカー神戸」を含むオフィスが入る。3階~地下2階は食品スーパー「阪急オアシス」や飲食・物販などの店舗が入る商業施設「EKIZO(エキゾ)神戸三宮」となる。
神戸市が同駅北側で進める「サンキタ通り」「さんきたアモーレ広場」の再整備と連携し、通りや広場に近い地上階に「エキゾ-」の飲食テラス席を設けるなど、周辺の活性化につなげる。(横田良平)