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西宮ガーデンズの隣に複合ビル 店舗、オフィスなど

2021.03.22
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複合施設の完成予想図(阪急阪神不動産提供)

複合施設の完成予想図(阪急阪神不動産提供)

神戸新聞NEXT

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住宅部分の共用ラウンジのイメージ(阪急阪神不動産提供)

住宅部分の共用ラウンジのイメージ(阪急阪神不動産提供)

複合施設の完成予想図(阪急阪神不動産提供)

複合施設の完成予想図(阪急阪神不動産提供)

 阪急電鉄(大阪市)と阪急阪神不動産(同)は22日、兵庫県西宮市の阪急西宮北口駅南東エリアで、店舗とオフィス、単身世帯向け賃貸住宅が入る地上14階の複合ビルを建設すると発表した。阪急西宮ガーデンズ本館と道路を挟んだ西隣。周辺では2008年に同本館が開業して以降、関連施設を順次整備してきたが、同複合ビルの建設を締めくくりと位置付けており、23年9月開業を目指す。

 阪急今津線と同本館の間にあり、駐車・駐輪場として使われてきた約3千平方メートルの土地に、高さ約58メートル、延べ床面積約1万8300平方メートルの鉄筋コンクリート製のビルを建てる。

 1、3階は物販や飲食、サービスの店舗で計10区画程度となる。2階は駐輪場として使う。

 4~9階はオフィス(計約6500平方メートル)で、学習塾など教育関連の来店型テナントを呼び込む。新たな働き方に対応するサテライトオフィスなども検討している。

 10~14階は賃貸住宅で、若年世代向けのワンルームを中心に112戸を用意する。共用部にはワークスペースなどを設ける。沿線のにぎわいを創出するとともに、将来マンションなどを買う際に同不動産の物件を選んでもらえるようファンを取り込む。

 西宮北口駅から同本館につながる既存の歩行者用デッキを、新設する複合ビルの3階に接続し、アクセスを向上させる。

 今月から駐輪場などの解体を始め、6月に新築工事にかかる。同不動産は「『阪神間の豊かな自然環境との調和』のコンセプトで、一体的な街づくりを目指したい」としている。(大盛周平)