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連節バスでデビュー、ポートループに乗ってみた

2021.03.23
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長い車体が目を引くポートループ=神戸市中央区

長い車体が目を引くポートループ=神戸市中央区

全長18メートル。ドアは三つあるポートループ=神戸市中央区

全長18メートル。ドアは三つあるポートループ=神戸市中央区

タータン柄の4人席が後方にある

タータン柄の4人席が後方にある

車内の連節部分。人が立てるように手すりなども配置されている

車内の連節部分。人が立てるように手すりなども配置されている

車体がゆったりと右折。後方に乗っていると前方の車体が見える

車体がゆったりと右折。後方に乗っていると前方の車体が見える

 「長いなぁ~」

 神戸・三宮の百貨店「神戸阪急」の北側にあるバス停で車体を見た人たちが、そんな声を漏らした。全長18メートルは大型バスの1・5倍ほど。他のドライバーが抜かすに抜かせない事態に陥らないよう、車体後方に「追い越し注意」の掲示まである。4月1日、神戸の中心部でデビューする同市の連節バス「Port Loop(ポートループ)」。20日の体験乗車に参加した。

 国産ハイブリッド車(日野・ブルーリボン)のボディーは、海辺をイメージしたという青と白が基調。三宮とウオーターフロントを周回するコースのため、ロゴマークの「P」の文字が、ぐるりと回っているかのようなデザインとなっている。ドアは3カ所あり、どこから乗り降りしていいのやら迷ってしまうが、最前が降車口で、後ろの二つが乗車口。車内はバリアフリーで、随所に手すりがある。向かい合う4人席は、家族や友人同士で乗るのに最適だ。

 その長さゆえ、走行ルートは広い交差点を選んで設定されているようだ。神戸阪急前を出発したバスはフラワーロードを南下し、神戸税関を右に見ながら、「新港町」「ポートタワー前」を経由していく。車窓を流れる景色は絶景、というわけではない。が、大きい窓は開放的で、ちょっとした旅行気分になる。

 “連節”感を味わうなら後方車両に乗るのがお勧めだ。右左折時には、身をよじらせてカーブにさしかかる前方車両を自席から望むことができる。「曲がりきれるのか!」と勝手にどきどきするが、さすがは練習を重ねた運行の受託事業者「神姫バス」の運転士。普通サイズのバスと同じように難なく曲がり、勝手に感動する。

 走行音が気になることもなく、折り返し地点の「ハーバーランド」に約20分程度で着いた。帰りはほぼ同じルートを通り、50分ほどで神戸阪急に戻ってくる。料金は、全区間均一で大人210円、子ども110円だ。

 ちなみに定員も大型バスの1・5倍を超える約110人。新型コロナウイルス禍を乗り越え、神戸の街の象徴として“長く”愛されるようになるか、注目だ。(大盛周平)