経済
上島珈琲店、京都に喫茶店の新店舗オープン コロナ後のインバウンド狙う
UCCホールディングス(HD、神戸市中央区)は、外食事業の主力業態「上島珈琲店」の新たな旗艦店として「京都嵯峨嵐山店」(京都市)を開業した。歴史ある観光地に日本の伝統的家屋をイメージした店舗をしつらえ、新型コロナ禍収束後のインバウンド需要を取り込む。
同業態の142店舗目。多くの観光客を集める渡月橋の近くに立地する。2階建て、延べ床面積330平方メートルの建屋に計100席を設けた。店内は和紙のメニューボードや玉砂利などで「和」の雰囲気を演出する。
「ネルドリップブレンドコーヒー」や「宇治玉露のミルク珈琲」のほか、店舗限定デザートなどが楽しめる。
UCCHDの担当者は「日本の“間”が感じられる空間でゆったりと過ごしてほしい」と話している。営業は午前8時~午後6時(季節で変動あり)。(赤松沙和)
日本家屋をイメージした「上島珈琲店 京都嵯峨嵐山店」=京都市右京区(UCCホールディングス提供)