経済
六条大麦は麦茶だけちゃう 消費拡大へ加工品試作
兵庫県稲美町や加古川市など東播磨地域で生産される六条大麦「シュンライ」を活用するため、JA兵庫南(同市)が加工品作りを広める取り組みを始めた。六条大麦は主に麦茶の原料だが、近年の豊作に新型コロナウイルス感染拡大が重なり、昨年は出荷が伸び悩んだ。ピンチをチャンスに変えるため、糖質の低さや豊富な食物繊維に注目。農家や菓子業者にケーキなどの新商品開発を呼び掛け、消費拡大を目指す。(若林幹夫)
同JAと県加古川農林水産振興事務所によると、東播磨は西日本有数の大麦の産地。35営農組合などが436ヘクタールで生産し、年間約1千トンを出荷してきた。
しかし、2019、20年は排水対策など栽培管理の徹底で年1600~1700トンの豊作となり、出荷できない大麦が増えた。さらに、20年はコロナ禍による需要減が重なった。余った大麦は家畜用飼料に転用されたが、同JAは食用に活用しようと、加工品に本腰を入れることを決めた。
今月22日、農家や食品関係者ら約50人を集めて意見交換会を開いた。試作品の一つとして、しっとりとした味わいで大麦粉100%のシフォンケーキを紹介。大麦は食物繊維が白米の20倍で糖質も低いため、高齢者や要介護者が安心して食べられるという。
ほかに、大麦のポン菓子やういろう、焙煎した大麦をひいたコーヒー風麦湯などを振る舞った。加工原料の供給や流通は課題だが、大麦粉や、加熱して圧縮した「圧ペン大麦」などのサンプル品を紹介し、和洋の菓子業者などから提供の希望を募った。
意見交換会には、稲美町のパン店「ダディーズベーカリー」店長の中濱光弘さん(37)も出席。「大麦を使ったことはないが、勉強になった。地産地消につながる点がいい。レシピも浮かんだ」と前向きだった。
農業・食品産業技術総合研究機構のビジネスコーディネーター浦松亮輔さんは大麦の魅力について講演。病院食としての可能性などを評価しつつ、「まずはエリアで売って付加価値を付け、エリア内で消費してもらうことが第一優先」などと話した。
-
神戸港、港湾物流の混雑緩和へコンパス導入 携帯端末を配布、コンテナ搬出入を予約 今秋までに開始
2024.02.23 -
スマホゲーム「駅メモ!」とコラボ、但馬観光を満喫して JR西、23日からキャンペーン2024.02.23
-
イカナゴのシンコ漁 今年の解禁日協議も、意見分かれ結論出ず 26日再協議へ
2024.02.22 -
神戸地区百貨店の売上高、1月は12・8%増 初売りやバレンタイン商戦好調、23カ月連続プラス
2024.02.22 -
「デフレ脱却の兆し」「経済実態に比べ上がり過ぎ」 日経平均が史上最高値、県内経営トップらの反応は
2024.02.22 -
神鋼環境ソリューション、認証の一時停止を解除 品質・環境管理の国際規格
2024.02.22 -
企業の風土改善へ「水面下の思い」把握して 組織開発に取り組むNPO理事が講演 神戸
2024.02.22 -
スカイマーク、3月から機内サービス一新 神戸発着便でUCCコーヒー無料提供 キットカットは終了2024.02.22
-
神戸港の輸出入総額、9カ月連続減 輸出は1月の過去最高に
2024.02.22 -
ネスレ製品の一部、鉄道輸送に切り替え トラックが一般的な中距離帯で業界初 24年問題、CO2削減に対応
2024.02.21








