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端末に顔かざすだけで決済OK 近畿大で実証実験

2021.04.07
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タブレット端末に顔をかざして支払いを済ませる近畿大生=大阪府東大阪市小若江3

タブレット端末に顔をかざして支払いを済ませる近畿大生=大阪府東大阪市小若江3

 貨幣処理機大手のグローリー(兵庫県姫路市)は7日、タブレット端末に顔をかざすだけで支払いができる顔認証決済サービスの実証実験を近畿大と始めた。大阪・東大阪キャンパス内のカフェや食堂、コンビニなど4カ所に機器を設置。国内ではまだ一般化していない同サービスの実用化に向けて、効果や課題を検証する。

 専用ウェブサイトから、名前やメールアドレス、生年月日、スマートフォンのカメラ機能で撮影した顔写真、クレジットカード番号などを事前に登録するだけで利用できる。レジ横のタブレット端末にマスクを外した状態で顔をかざすと、2~3秒で支払いが完了。ウェブサイトから決済履歴などを確認できる。

 実験期間は9月30日までの半年間。同キャンパスの学生と教職員計2万6千人が対象で、2千人の登録を目指し、利用頻度や利便性、課題などを同大と共同で洗い出す。同社によると、同サービスの2千人規模の実証実験は珍しいという。

 この日登録した経営学部の1年生(18)は「よく利用するスマホのバーコード決済よりも手間が省けて便利。友人にも勧めたい」と話していた。

 同社は2003年に顔認証システムを開発し、すでに千カ所以上の導入実績があるが、決済とひも付けたサービスで外部と実験をするのは今回が初めて。レジの混雑緩和が期待できる大学のほか、支払いを手早く済ませたい高級レストランなどでの需要を想定している。(中務庸子)