表の数字の単位は百万円。▲は赤字計上か、割合減少。前期の配当は実績
川崎重工業の神戸本社が入るビル=神戸市中央区東川崎町1
総合重機大手の川崎重工業(神戸市中央区)が11日発表した2021年3月期連結決算は、新型コロナ禍を受けた航空機部材事業の落ち込みなどで、純損益が前期の黒字186億6200万円から赤字193億3200万円に転落した。赤字幅は比較可能な00年3月期以降、最大となった。
一方、22年3月期の純損益は、航空機関連の需要が持ち直すほか、海外向けを中心に二輪事業が伸びるとみて、黒字170億円に転換すると予想する。