経済
ドーナツやワッフル「低糖質=おいしくない」イメージを打破 加西の丸中製菓
ドーナツやワッフルの「丸中製菓」(兵庫県加西市)は、低糖質の「まんぞくロカボ」シリーズの販売に力を入れている。健康志向にこたえて糖質を抑える一方、甘味や食感、食べ応えはキープして「低糖質=おいしくない」というイメージを打破する。
同社は1950年設立。看板商品「キングドーナツ」などが全国のスーパーやドラッグストアで支持を集める。従業員約180人。2020年3月期の売上高は約50億円。
同シリーズは昨年3月に投入し、砂糖の代わりに天然の甘味料、小麦粉の代わりに植物性たんぱくなどを使っている。
「特選ミルクドーナツ」は糖質を従来比50%、「クリームチーズケーキ」と「発酵バターワッフル」は同40%カットしながら、しっかりとした味わいを引き出した。
今年4月、油脂を減らして口当たりを改良したほか、パッケージを刷新した。「美容や健康に気を使う女性はもちろん、子どもたちや男性にも手にとってもらえたら」と担当者。
ドーナツ108円、ワッフルとケーキ各129円。キングドーナツの糖質50%オフ商品もある。同社TEL0790・49・2924
(赤松沙和)