経済
不動産仲介のウィル 家具ショールーム開設 住宅購入客向けに提案
不動産仲介のウィル(兵庫県宝塚市)は、家具販売のショールーム「十二十家具」を4日、本社の隣接地にオープンする。同社が家具を販売するのは初めてで、住宅の購入客向けに提案し、住環境整備を総合的にサポートする。
施設名には、販売した家具を「10年、20年と長く愛用してほしい」という願いを込めた。
鉄骨地下1階・地上3階の建物を賃借し、1、3階の計約350平方メートルを改装して使う。国産材のテーブルやベッドなど約250点を展示し、ソファやダイニングテーブルの中心価格は15万~20万円。
同社の利用客は、初めて住宅を買う20~30代の若い世代が多い。住宅ローンと一緒に低金利の家具用ローンも用意する。家具事業の2022年度の売上高予想は1億4千万円で、25年度には3億円に引き上げる。
運営する同社子会社、ウィル空間デザイン(同)の佐藤慎二郎社長は「今後、名古屋にも店舗を開設したい」と話している。営業は午前10時~午後7時。水曜定休。緊急事態宣言の発令時は要予約。十二十家具TEL0797・74・7277
(塩津あかね)



















