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ダイエーのフードドライブ拡大中 兵庫県内で新たに12店舗 家庭で余った食品持ち寄って地域貢献

2021.06.21
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店内に設置された「フードドライブ」の回収コーナー=神戸市中央区港島中町3、ダイエーグルメシティポートアイランド店

店内に設置された「フードドライブ」の回収コーナー=神戸市中央区港島中町3、ダイエーグルメシティポートアイランド店

 ダイエー(本店・神戸市中央区)は21日、家庭で余った食品を回収し、支援が必要な人に届ける「フードドライブ」の実施店舗を拡大した。兵庫県内では新たに12店舗で実施し、神戸市内は全22店で導入を済ませた。

 同社は2017年から、同市内を皮切りに取り組みを開始。実施店舗では毎月、1店につき約10キログラムの食品が集まるといい、支援団体などに届けている。

 今回は6月の環境月間に合わせて24店舗で導入し、うち県内では神戸8店、尼崎2店、宝塚2店で新たに取り組む。これに伴い、実施は計161店舗に拡大した。年度内に全191店舗に広げる予定という。

 回収するのは賞味期限まで1カ月以上あり、常温保存が可能な未開封の食品。製造販売者や成分・アレルギー表示の明記も条件とし、缶詰やレトルト食品、菓子や調味料が該当する。毎月第3月曜から1週間、各店に回収箱を設置する。

 開始店舗の一つ、ダイエーグルメシティポートアイランド店(神戸市中央区)ではこの日、回収箱に麦茶のパックや菓子類が寄せられた。久保博樹店長(41)は「家庭で余った食品を気軽に持ち寄ってもらい、地域貢献につなげたい」としている。(横田良平)