経済
夜景だけじゃない「神戸の朝」プラン開始 神戸メリケンパークオリエンタルホテル
神戸といえば夜景、だけじゃない-。神戸メリケンパークオリエンタルホテル(神戸市中央区)は、夏向けの新プラン「神朝プラン」の販売を始めた。出航した船が描く波形や朝日に照らされる海上、人がまだ動き出す前の街の静寂…。ヨガやランニング、特別な朝食などのプランで、新たなニーズを掘り起こす。(大盛周平)
従業員が普段見てきた朝の光景からヒントを得て企画した。新型コロナウイルス禍で夜の娯楽が制限を受ける中、爽快な朝の風景も新たな観光資源となるとみて、四つのプランを用意する。
最上階のバルコニーを舞台にするのが、8、9月に予定する「灯台ヨガ」だ。三方に海を望みながら、普段は立ち入りできない場所を開放する。阪神・淡路大震災で全壊した旧オリエンタルホテル(同市中央区京町)から移設された灯台のもと、午前7時から1時間、インストラクターとともに体を動かす。ビュッフェ形式の朝食付きで3千円から。7月15日に予約を開始する。
神戸出身のランニングショップスタッフ「まなみっきー」さんが監修した3コースも用意。「地元の人しか知らないローカルな場所」(神戸メリケンパークオリエンタルホテル)も含め、街中を“朝ラン”で体感できるという。こちらも15日から案内を始める。
通常は午前11時半から営業している14階のステーキハウス「オリエンタル」は、朝に店を開けて朝食を提供する。鍬先章太シェフが、消化や吸収のいい食材を使った料理でまさかの“朝鉄板”を実現。コラーゲンが豊富な天然トラフグのだしや新鮮な野菜などとともに、脂肪の少ない和牛のハラミステーキで、その日の活力をチャージしてもらう。
朝食プランは8月16~20日と、23~27日の午前9~11時で、いずれも1日2組4人限定。ビュッフェレストラン「サンタモニカの風」が展開する持ち帰りプランと合わせて、既に予約を受け付けている。
同ホテルは、今後も「神朝プロジェクト」のプランを投入する予定。担当者は力を込める。
「当ホテルだからこそ楽しめる景色を増やそうという企画。神戸は『朝』もイケてます!」





















