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新幹線台車亀裂の発生当日「体験」 JR西が社員教育施設

2021.07.15
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博多総合車両所内に設置された新幹線台車の原寸大模型(JR西日本提供)

博多総合車両所内に設置された新幹線台車の原寸大模型(JR西日本提供)

 新幹線のぞみが2017年、台車に破断寸前の亀裂が入ったまま運行を続けた問題で、JR西日本は14日、発生当日の車内を体感する仮想現実(VR)映像や、亀裂を再現した台車模型を使って安全教育を進める「安全考動室」を整備したと発表した。

 博多総合車両所(福岡県那珂川市)の一室を改修した。同室で6月から、新たな安全教育をスタートさせている。

 VR映像では亀裂が判明した日の車内を再現した。運転士や車掌など五つの職種ごとの映像(約5分)で、それぞれの立場でどう行動するかをストーリー仕立てで疑似体験する。

 台車模型は金属や樹脂で原寸大に再現しており、異常が発生する仕組みの理解を深めてもらう。

 新幹線部門の社員約2500人が順次受講する。JR西の長谷川一明社長は「事故の芽を見逃してはならない。社員一人一人が主体的にリスクを考え、継続的な安全性の向上を実現したい」としている。(大盛周平)