ひょうご経済プラスTOP 経済 シニア女性向けブランド創設 明るい色で「自然体のおしゃれ」 西宮のトリニティ

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シニア女性向けブランド創設 明るい色で「自然体のおしゃれ」 西宮のトリニティ

2021.07.15
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トリニティがシニアインスタグラマーと共同開発したブラウス(同社提供)

トリニティがシニアインスタグラマーと共同開発したブラウス(同社提供)

トリニティがシニアインスタグラマーと共同開発したブラウス(同社提供)

トリニティがシニアインスタグラマーと共同開発したブラウス(同社提供)

トリニティがシニアインスタグラマーと共同開発したブラウス(同社提供)

トリニティがシニアインスタグラマーと共同開発したブラウス(同社提供)

「YOUKA(ヨウカ)」のブラウスを手にするトリニティの添田優作社長=西宮市津門大箇町

「YOUKA(ヨウカ)」のブラウスを手にするトリニティの添田優作社長=西宮市津門大箇町

60~70代の女性の体形データを基に製作した胴体模型(左)。標準的なものと比べると腰回りがふっくらしている(同社提供)

60~70代の女性の体形データを基に製作した胴体模型(左)。標準的なものと比べると腰回りがふっくらしている(同社提供)

 介護用品のレンタルや、シニア向け衣料の企画・販売を手掛けるトリニティ(兵庫県西宮市)は、60~70代の女性向けファッションブランド「YOUKA(ヨウカ)」を立ち上げた。鮮やかな色合いが目を引くブラウス、カーディガンなどで、年齢別の体形データを基にウエストや肩口のラインを調整し、「年齢を重ねたから似合う自然体のおしゃれ」を提案する。(塩津あかね)

 同社は2006年1月設立。従業員11人。介護用品の販売とレンタルを展開する一方で、13年からは高齢者向け衣服のネット販売にも取り組む。

 ただ、高齢者からは「シニアの服はデザイン的にいまひとつ」という声が多かったため、色彩豊かな洋服の製造を企画した。

 多彩な着こなしが評判の大阪府在住のインスタグラマー、KEIKOさん(71)にアドバイザーとして参加してもらい、赤、青、黄、ピンク、緑の5色のブラウスを完成させた。

 ミセスの洋服の多くは、40代の体形をベースに仕立てるが、年齢を経ると、腰回りや背中に肉が付きやすい半面、肩の周りは小さくなりがちという。

 そこで60~70代の体形を再現した胴体模型を製作し、ウエストに余裕を持たせて背中にギャザーを入れ、肩にはタックを施すなど、シャープなラインを演出した。

 色とりどりのベスト、カーディガンなどもそろえた。同社のオンラインストアで16アイテムを取り扱う。価格は1万2千~1万5千円。

 祖父母の名前からブランド名を付けたという添田優作社長(43)は「ウエストに合わせて、大きめの地味な服を仕方なく着ているシニアは多い。明るい色で、気持ちも前向きになってもらえれば」と話している。トリニティTEL0798・56・7347