ひょうご経済プラスTOP 経済 六甲山蒸溜所が操業開始 新たなウイスキー文化発信へ 年間1・1万リットル生産へ

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六甲山蒸溜所が操業開始 新たなウイスキー文化発信へ 年間1・1万リットル生産へ

2021.08.21
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7月から稼働を開始した「六甲山蒸溜所」=神戸市灘区六甲山町

7月から稼働を開始した「六甲山蒸溜所」=神戸市灘区六甲山町

発売した「六甲山ウイスキー12年」を手にする久岡卓司CEO=神戸市灘区六甲山町

発売した「六甲山ウイスキー12年」を手にする久岡卓司CEO=神戸市灘区六甲山町

「六甲山蒸溜所」の外観=神戸市灘区六甲山町(アクサス提供)

「六甲山蒸溜所」の外観=神戸市灘区六甲山町(アクサス提供)

 六甲山の旧保養所を活用したウイスキーの蒸留所がこのほど、操業を始めた。化粧品・雑貨販売のアクサス(徳島市)が整備し、山の湧き水を使ったウイスキー、たるで熟成させた商品など年間計1万1千リットルを生産する計画だ。(赤松沙和)

 「六甲山蒸溜(じょうりゅう)所」(神戸市灘区六甲山町)。昨年11月にオープンする予定だったが、新型コロナウイルス禍で一部製造設備の納入が遅れ、当初予定から8カ月遅い開所となった。ウイスキーはその場で販売し、今秋から一般向けの施設見学も始める。

 同社は約10年前から、ウイスキーづくりの準備を始めた。理想の水と場所を探し求めた結果、消費地に近い六甲山が双方を満たす適地と判断。製薬会社の旧保養所を蒸留所に転用することを2年前に決めた。

 開所記念で、スコットランド産の原酒を六甲山の湧き水で加水調整した「六甲山ウイスキー12年」を発売した。2千本限定で720ミリリットル入り7975円。アクサスが運営する専門店「元町ウイスキー」(同市中央区)で先行販売し、全国の小売店や神戸市内のレストランなどでも提供するという。9月以降は、新型コロナの感染状況を見て、毎週日曜に有料で施設を見学してもらう。

 同所の久岡卓司最高経営責任者(CEO)(48)は「いい場所といい水に巡り合えた。神戸から新たなウイスキーカルチャーを発信し、楽しんでもらえるお酒を届けたい」とPRする。予約や問い合わせの専用ダイヤルTEL078・894・2221