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兵庫県内のマンション発売 2カ月ぶりに増加

2021.08.21
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神戸新聞NEXT

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 不動産経済研究所(東京)が発表した兵庫県内の7月のマンション発売戸数は、前年同月の2・1倍の499戸となり、2カ月ぶりに増加した。前年に新型コロナ禍で発売が少なかった反動が出た。

 このうち神戸市は約2・5倍の247戸。同市を除く県内は約3・3倍の252戸だった。前年の反動に加え、初回売り出しの物件が多く、まとまった数が売りに出されたことも戸数を押し上げた。

 発売月内に売れた割合を示す契約率は、神戸市が19・7ポイント増の61・5%。契約率が1桁台の物件があり、全体の契約率を押し下げた。同市を除く県内は10・6ポイント増の69・8%で、いずれも好調の目安となる70%を下回った。

 1平方メートル当たりの価格は、神戸市が14・8%増の80・7万円。同市を除く県内は2・6%増の67・8万円だった。同研究所大阪事務所は「価格が上昇する中で、70%は下回っているものの、契約率が悪いわけではない」とみている。(塩津あかね)