経済
大手通販サイトに兵庫「物産展」 63社が300点出品
神戸商工会議所は9月1日から4カ月間、楽天市場やペイペイモールなどの大手インターネット通販サイトに特設ページ「ひょうご・神戸オンライン物産展」を開設する。兵庫県内の中小企業63社が約300商品を出品。新型コロナウイルス禍で落ち込んだ売り上げの挽回と、電子商取引(EC)で顧客と直接つながるきっかけにしてもらう。
地域の情報発信を支援するサイネックス(大阪市)と連携し、神商議が初めて企画した。参加企業は、ラスクの神戸モリーママ(神戸市中央区)▽神戸ビーフの帝神畜産(同市西区)▽「たこ・鯛めしの素」の浜田屋本店(洲本市)▽もち麦の寺尾製粉所(姫路市)-など。他の県内商議所、商工会の会員企業にも声を掛けて募集した。
自治体が特産品や逸品を認定する「五つ星ひょうご」「神戸セレクション」に選ばれた商品なども出品。食品関連企業が多いが、アパレルのエコックス(神戸市中央区)や日本真珠販売(同)など、食品以外でも地域性を打ち出している。
神商議によると、コロナ禍で対面販売が伸び悩み、企業はネットを介して顧客と直接つながる傾向を強めているという。サイトの掲載には出店料などの負担はなく、神商議は「アクセス数の動向など、消費者の反応を確かめ、さらに向上させるきっかけにしてほしい」とする。
特設ページの開設時期は通販サイトによって異なるが、9月15日までに出そろう見込み。期間中も出店企業を募集している。神商議産業部TEL078・303・5806
(高見雄樹)