ひょうご経済プラスTOP 経済 兵庫県内上場、純利益20%減 102社の20年度決算 コロナ禍の営業制限響く

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兵庫県内上場、純利益20%減 102社の20年度決算 コロナ禍の営業制限響く

2021.09.03
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 帝国データバンク神戸支店(神戸市中央区)がまとめた兵庫県内上場102社の2020年度決算調査によると、売上高合計は前年度比5・3%減、純利益合計は20・4%減の減収減益となった。新型コロナウイルス感染拡大に伴う営業活動の制限などを受け、製造業を中心に売り上げが伸び悩んだ。

 県内に本社を置く104社のうち、今年7月末時点で2年連続で決算データを比較できる企業を単体で集計した。19年度は、売上高は0・6%増、純利益は28・9%減だった。

 売上高は減少した企業の割合が69・6%を占め、製造業は77・4%(うち2年連続は41・9%)、非製造業は57・5%(同22・5%)と、ものづくりの苦境が目立った。

 最終黒字を確保した企業は82・4%で、内訳は増益47・1%、減益33・3%、黒字転換2%だった。最終赤字は17・6%で、製造業は19・4%、非製造業は15%を占めた。

 企業別の売上高首位は川崎重工業(神戸市中央区)の1兆986億6100万円、純利益トップは住友ゴム工業(同)の261億4600万円だった。

 増収率トップは不動産のウィル(宝塚市)の73・3%増。自社サイトを強化して用地仕入れや物件企画、集客、販売に一貫体制で取り組み、早期販売につなげた。

 同支店は、21年度見通しについて「中国や欧米の景気回復で製造業を中心に明るい兆しも見られる一方、感染拡大で個人消費が低調に推移するなど、引き続きコロナ禍に左右されそう」との見方を示している。(佐伯竜一)