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オーケーも関西スーパー買収に名乗り H2Oに対抗、1株2250円でTOB

2021.09.03
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オーケーが買収意向を示した関西スーパーマーケットの店舗が入るビル=3日午前、神戸市兵庫区羽坂通4(撮影・赤松沙和)

オーケーが買収意向を示した関西スーパーマーケットの店舗が入るビル=3日午前、神戸市兵庫区羽坂通4(撮影・赤松沙和)

 首都圏地盤のディスカウントスーパー、オーケー(横浜市)は3日、関西スーパーマーケット(伊丹市)を買収し、完全子会社化する意向を明らかにした。関西スーパーは、阪急阪神百貨店などを運営するエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングの傘下に入ることで合意しているが、経営統合が撤回された場合、オーケーは株式公開買い付け(TOB)を実施するとしている。

 オーケーは関西スーパーに7・69%を出資する第3位の株主。10月下旬に開催予定の関西スーパーの臨時株主総会で提案されるH2Oとの経営統合議案について、反対票を投じると表明した。否決された後、関西スーパー側から買収への賛同が得られ次第、1株当たり2250円(2日終値の約6割上乗せ)でTOBを行い、完全子会社化するとした。

 オーケーによると、今回と同額のTOBによる買収を6月に関西スーパー側に提案。直後から同社経営陣との協議を申し入れてきたが、同社側からは社外取締役らで構成する特別委員会での検討を伝えられ、実質的な協議の場は設けられなかったという。その後も、提案への十分な聞き取りなどがないまま、8月31日にH2Oとの経営統合が発表されたと主張している。

 オーケーは完全子会社化後の方針として、「高品質・エブリデーロープライス(毎日が安値)」の価格政策を関西スーパー店舗に導入するほか、商品の見直しや物流効率化などを列挙。また、H2Oと関西スーパーが発表した経営統合に関し、少数株主への説明が不十分と主張している。関西スーパーは「内容を精査している」としている。(横田良平)