ひょうご経済プラスTOP 経済 東証、バブル後最高値更新 海運、電子部品など上昇 兵庫

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東証、バブル後最高値更新 海運、電子部品など上昇 兵庫

2021.09.14
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神戸新聞NEXT

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 14日の東京株式市場で、日経平均株価(225種)の終値が3万0670円10銭となり、今年2月16日に付けたバブル経済崩壊後の終値最高値を更新した。兵庫県内に本社・本店を置く上場企業の株価は、111銘柄のうち68銘柄が2月16日の終値を上回った。製造業や海運業は堅調な海外需要が業績をけん引。新型コロナウイルス禍に伴う「巣ごもり消費」や、脱炭素など総選挙後の政策期待が絡んで上昇した銘柄もあった。

 2月16日の終値に対する県内上場企業の株価上昇率を見ると、コロナ禍からの世界的な海運需要の回復を背景に、神戸市中央区に本店、本社を置く川崎汽船と明治海運の外航海運2社がトップ3に入った。川崎汽船の株価は3・5倍と急騰した。

 2月16日以降も騰勢を保つのは、電子機器関連の銘柄だ。メック(尼崎市)と大真空(加古川市)は、コロナ禍に伴うリモート勤務の定着やサーバー需要の拡大が寄与。メックは電子基板向けの薬品が伸び、大真空も主力の水晶デバイスの好調が株高を支える。

 巣ごもり消費は引き続き底堅く、「業務スーパー」などをフランチャイズ展開するG-7ホールディングス(神戸市須磨区)も70%超の上昇率を記録した。関西スーパーマーケット(伊丹市)は、首都圏を地盤とするディスカウントスーパー、オーケー(横浜市)による株式公開買い付け(TOB)の意向表明が意識され、上昇率の上位に食い込んだ。

 脱炭素関連では、二酸化炭素の排出量が少ない電炉メーカーの大和工業(姫路市)や、水素の供給網構築を目指す川崎重工業(神戸市中央区)も値を上げた。

 光証券(同市中央区)の扶川円伯商品部長は、東京株式市場の株高について「自民党総裁選を前にした政策面の期待に加え、市場にはワクチン接種率が欧米を上回ることによる経済活動の再開期待がある」と分析している。(高見雄樹)