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関西スーパー「取引先難しい判断迫られた」 オーケー「本当にぎりぎり悔しい思い」

2021.10.30
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臨時株主総会後、取材に応じるH2Oリテイリングの林克弘副社長=29日午後、伊丹市中央6、伊丹シティホテル(撮影・坂井萌香)

臨時株主総会後、取材に応じるH2Oリテイリングの林克弘副社長=29日午後、伊丹市中央6、伊丹シティホテル(撮影・坂井萌香)

 エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングとの経営統合議案を承認した関西スーパーマーケットの臨時株主総会。勝利した関西スーパー・H2O陣営は安心した表情で今後の展望を語り、敗れたオーケーはさばさばした様子で総会を振り返った。

 「H2Oと一緒に、関西の客や地域に貢献したい」。関西スーパーの福谷耕治社長は抱負を述べ、「これがゴールではなく、新たなスタート。統合3社が一丸となり、客目線の店づくりを進めていく」とした。僅差の要因に、取引先株主が中立の立場を意味する「議決権不行使」を選んだことを挙げ、「多くの取引先が難しい判断を迫られた。ご迷惑をお掛けした」と謝罪した。反対意見を投じた株主にも「引き続き支援いただき、成長を見守ってほしい」と願った。

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