経済
神戸・西区にイオンフードスタイル開業 大型駐車場備え、生鮮品や冷凍食品充実
イオン傘下のダイエー(本店・神戸市中央区)は15日、神戸市西区に食品スーパー「イオンフードスタイル(AFS)玉津店」を開業した。約600台収容の大型駐車場を備え、まとめ買いに適した大容量の品ぞろえを提供する。
神戸市内では約3年ぶりの新規出店となった。ダイエーの店舗は196になり、うち兵庫県内は37、神戸市内は23カ所目。12月末で「グルメシティ新長田店」は閉店する。
AFS玉津店は売り場面積約2千平方メートルで、周辺3キロを商圏と位置付け、内食需要に合わせて生鮮品や冷凍食品を充実させた。明石からねたを取り寄せたすしなどが並ぶ。店内で焼き上げるパンやピザのほか、イオングループの弁当・総菜「オリジン」の商品を約100種類展開する。
新型コロナウイルス禍で非接触ニーズが高まっており、利用客がスマートフォンで商品のバーコードを読み取り、専用レジで会計を済ませる「レジゴー」を県内のダイエー店舗で初めて導入した。精算の待ち時間短縮につながるセルフレジも計13台設けた。
開店初日は大勢の顧客が押し寄せ、一部入場を制限するにぎわいとなった。副島久嗣店長は「来店客の年齢層が幅広く、売れ行きを見て売り場の構成を最適化したい」と話した。営業は午前9時~午後10時。(横田良平)