ひょうご経済プラスTOP 経済 関西スーパー統合は15日に延期、H2O側と合意 神戸地裁の差し止め決定で

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関西スーパー統合は15日に延期、H2O側と合意 神戸地裁の差し止め決定で

2021.11.26
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関西スーパーマーケットの本社。左側は中央店(1号店)(資料写真)

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 関西スーパーマーケット(兵庫県伊丹市)とエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングは26日、12月1日を予定していた経営統合にかかる株式交換を、同月15日に延期すると発表した。統合を可決した関西スーパーの臨時株主総会を巡り、神戸地裁が統合手続きの差し止めを命じる仮処分決定を出したため、実質的に統合できない状態になっている。

 関西スーパーは12月1日にH2Oの子会社になり、H2O傘下の食品スーパー、イズミヤ、阪急オアシスと株式を交換して統合するとしていた。現在の関西スーパーは来年2月に中間持ち株会社「関西フードマーケット」に商号を変え、食品スーパーを引き継ぐ新・関西スーパーマーケットが発足。関西フードが3社を束ねるとしている。

 しかし10月末の総会で、ある法人株主の票を棄権にあたる白票から賛成票に切り替えた結果、議案が否決から可決に変わったとして、関西スーパーの買収を目指す第3位株主のオーケー(横浜市)が株式交換の差し止めを求める仮処分を神戸地裁に申し立て。同地裁は今月22日、オーケーの主張を認める決定を出した。関西スーパーは決定を不服として同地裁に異議を申し立てている。

 司法の場で争う状況が続いており、関西スーパーは26日の取締役会で期日の延期を決定し、H2O側と合意したという。

 異議審の地裁判断が出た後もオーケー、関西スーパーのどちらかが高裁に抗告する可能性が高く、最終判断は高裁に委ねられる見通し。(横田良平)