経済
環境に配慮した技術や活動 尼崎信金が5社・団体を表彰
尼崎信用金庫(兵庫県尼崎市)は6日、環境に配慮した技術開発や地域活動を奨励する「あましんグリーンプレミアム」の授賞式を尼崎市内で開いた。最優秀賞には食材ロスの削減に取り組む塚口商店街振興組合(同)を選んだ。
創立90年を機に始め、今年で11回目。138件の応募があった。同組合は急速冷凍機を活用して食材の廃棄を減らす一方、新型コロナウイルス禍で外出ができない高齢者に冷凍食材を届ける仕組みを構築した。地域住民の課題を解決する取り組みが評価された。
式では国連環境計画金融イニシアチブ特別顧問の末吉竹二郎氏が講演。2011年の初回から講演を続ける同氏は「成長一本やりから持続的な発展に経済モデルを入れ替えるGX(グリーントランスフォーメーション)を巡り、激しい競争が始まった」などと現状を解説した。(高見雄樹)
ほかの受賞企業・団体は次の通り。
【部門賞】環境事業=竹内電機(尼崎市)▽環境活動=NPO法人日本もったいない食品センター(大阪市)▽環境アイデア=NPO法人武庫川ECO-LABO(尼崎市)【SDGs特別賞】日本真田帽子(神戸市中央区)