ひょうご経済プラスTOP 経済 関西スーパー 高裁認定で15日、H2Oと統合へ

経済

関西スーパー 高裁認定で15日、H2Oと統合へ

2021.12.07
  • 印刷
臨時株主総会を開いた関西スーパーマーケット=29日午前、伊丹市中央5(撮影・坂井萌香)

臨時株主総会を開いた関西スーパーマーケット=29日午前、伊丹市中央5(撮影・坂井萌香)

神戸新聞NEXT

神戸新聞NEXT

 関西スーパーマーケット(兵庫県伊丹市)とエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリンググループの経営統合を差し止めた神戸地裁の仮処分決定について、大阪高裁(植屋伸一裁判長)は7日、関西スーパーの抗告を認め、決定を取り消した。統合案を可決した関西スーパーの臨時株主総会に、法令違反や著しい不公正はないと判断。司法の「待った」が解かれ、両社は15日に統合する方針だ。

 統合差し止めの仮処分は、関西スーパー買収を目指す第3位株主、オーケー(横浜市)の申し立てを受け、11月に神戸地裁が決定。株主総会で株主が統合案に投じた白票を、本人の申し出により賛成票扱いにした点が法令に触れるとの理由だった。関西スーパーの異議は退けた。

 しかし大阪高裁は7日の決定で、票の扱いを「有効」で「正当」と認定。地裁が受け入れたオーケーの主張を却下した。

 関西スーパーは「総会の決議が適法かつ公正に行われたことを理解してもらった結果であり、正当な判断が示された」とコメント。統合に向けたH2O子会社との株式交換を15日に行うと表明した。

 一方、オーケーは決定を不服として同高裁に許可抗告した。高裁が許可した場合に最高裁で審理する。(那谷享平、横田良平)