ひょうご経済プラスTOP 経済 氷河期世代向けに職業紹介を強化 SNS活用、3信金と連携し登録企業増狙う 神戸市が新サービス

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氷河期世代向けに職業紹介を強化 SNS活用、3信金と連携し登録企業増狙う 神戸市が新サービス

2021.12.09
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「ミドルキャリア神戸」のトップページ。9日午後2時から利用できる(Compass提供)

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 神戸市は、会員制交流サイト(SNS)を使った就職氷河期世代向けの職業紹介を強化し、9日から新サービスを始める。求職者に合う企業の登録を増やすため、同市内に支店がある三つの信用金庫と連携し、取引先を紹介してもらう。人手不足の中小企業にとっては無料で求人を出せるメリットがある。

 サービスは通信アプリLINE(ライン)で希望条件や自身の価値観などを入力すると、AI(人工知能)が相性の良い会社を紹介する仕組み。昨年12月、市がスタートアップ(新興企業)のCompass(コンパス、神戸市中央区)に委託して始め、今年5月までに36人が就職を決めた。

 本年度は100人が目標で、就職者を増やすには現在約450社(求人は1400件)の登録企業を増やす必要があると判断した。神戸市内に計44支店を置く尼崎、神戸、日新の3信金を通じ、取引先に求人の登録を促す。

 人手不足に悩む中小企業は多いが、民間の就職紹介サービスは手数料がかさむため、求人を見送るケースもあるという。

 市は取り組みの強化に合わせて、職業紹介サービスの名称を「ソダモ」から「ミドルキャリア神戸」に変更する。担当者は「3信金の協力を得て、企業の登録を数十件単位で増やせるのでは」と期待している。(高見雄樹)